2013-08-17

墓参り

今年も行って来ました。草を取ること30分、朝ですが猛暑日なので汗がダラダラ流れました。こうも暑いと、お盆には実家で迎え火や送り火をちゃとやって、墓参りは1ヶ月先のお彼岸に統合したらどうかと思えます。でも祖先は大事にしなくちゃいけないとも思います。

2013-08-16

ストロンチウムの恐ろしさ

昨日書いた凍土遮水壁が完全に稼動するまで太平洋に流れ込む汚染水に含まれるストロンチウムに武田邦彦教授も心配の声を上げています。魚介類で一番怖いのはこのストロンチウムですから、筆者も事故以来早い段階から心配してきました。セシウムばかりが報道され、ストロンチウムは全然取り上げられてこなかったからです。

2013-08-15

遥かなる汚染水「凍土遮水壁」

結局4年近くダダ漏れ状態が続くということです。しかもうまく行くのかどうかすら分からないということです。何十万トンもの汚染水が流れ出すことになりますね。漁業はお先真っ暗、海を挟んだ国からは賠償請求が到来することが予想されます。みんな今はまだ声を上げていないようですが…
『福島第一原発汚染水対策に凍土遮水壁-完成は15年』 【8/13 Bloomberg】

東京電力 福島第一原子力発電所の汚染水対策として「凍土遮水壁」が浮上している。地中にパイプで冷却剤を通す方法は1860年代に炭鉱で使われ始めた伝統工法。しかし、完成は2015年で、どれぐらいの費用がかかるのか算定もこれからだ。

経産省資源エネルギー庁の試算によると、福島第一原発からは人体に有害な放射性物質トリチウム、ストロンチウムなどを含んだ汚染水が少なくとも毎日300トン、海に流出している。東電は汚染水対策で常に後手に回り、選択肢も尽きていることから、安倍晋三首相は先週、「汚染水対策は喫緊の課題」として国が対策の前面に出る方針を表明した。経産省は凍土遮水壁について、14年度の予算請求を検討している。

凍土請負業者アークティック・ファウンデーションズ(米アラスカ州)によると、凍土遮水壁は核兵器用のプルトニウムを製造していた米テネシー州のオークリッジ国立研究所で使用された実績がある。

凍土の専門業者モアトレンチ(米ニュージャージー州)のエグゼクティブ・バイスプレジデント、ジョセフ・ソプコ氏は「本当に効果がある唯一の手段であることがしばしばある。ほかに有効な手段がなければ、凍土に飛びつくしかない」と述べた。  

実現性は不明

福島第一原発で検討されている凍土遮水壁は全長1.4キロメートルで、完成すれば世界最長。福島第一原発を手掛けた鹿島建設 が14年3月31日までに計画調査を完了することになっている。
計画によると、地中20-40メートルに約1メートル間隔で垂直パイプを埋め、現場の冷凍設備で作った冷却剤を循環させる。これによって凍土壁を作り汚染水の流出水を防ぐ。15年7月から約6年間、土を凍らせる

チャルノブイリや福島の原発事故を調査しているエネルギー・防衛問題コンサルタント、リチャード・マクファーソン氏は「凍土は請負業者にとって金のなる木だ。地下を凍らせておくだけのエネルギーは無駄になる」と指摘した。

鹿島建設はブルームバーグの取材要請に対し、実証実験についての事業計画が未決定の段階であるとして「これから資源エネルギー庁と詳細な協議を進めていく」と述べるにとどめた。
モアトレンチのソプコ氏によると、凍土はトンネル建設などの一時的な補強工事として一般的に使われている。例としてはニューヨーク2番街の地下鉄、マイアミ港トンネルを挙げた。
菅義偉官房長官は7日の記者会見で、福島第一原発の汚染水対策について「世界に例を見ない大規模なもので、国が一歩前に出る必要がある」と述べた。

2013-08-14

東電が黒字などと禁句のはずなのに…

もう黒字化とかどうでも良いですから、早く完全国有化したらどうですか? この会社だけでは賠償も廃炉も無理なのは明らかです。でも、国がやっても汚染水を止められるとは限らないんですよねー。いったいいつまで害悪を撒き散らすのでしょう?
『来年1月に原発再稼働か値上げなら経常黒字に 東電が試算』 【8/13 産経】

東京電力が平成26年1月に柏崎刈羽原発(新潟県)を再稼働すれば、同年3月期決算で約340億円の経常黒字を確保できると試算していることが13日、分かった。再稼働できない場合でも、同時期に電気料金を8・5%程度再値上げすれば、約600億円の黒字になる見込みだ。取引先の金融機関に提示した。

26年3月期の黒字転換は金融機関が融資継続の条件としており、3期連続の経常赤字なら資金繰りの確保が難しくなる恐れも出る。

東電は10月に800億円規模の融資借り換えを控えており、柏崎刈羽原発の再稼働、または再値上げの実施を前提とした黒字化のシナリオを示し、金融機関に取引の継続を求めた形だ。

東電は昨年5月にまとめた総合特別事業計画で、4月から柏崎刈羽原発を順次再稼働させる前提で26年3月期に916億円の経常黒字を予想していた。ただ、再稼働は地元・新潟県の泉田裕彦知事が強く反対して見通しが立たず、今秋にも計画を抜本的に見直す。

値上げも昨年9月に実施したばかりとあって、再値上げに踏み切れば利用者の強い反発を招きかねず、どちらのシナリオも実現のハードルは高い。

2013-08-13

東電怠慢の汚染水の影響

汚染水の流出問題で以下記事のような状況になるのは致し方ないでしょう。風評ではなく、事実になってしまったのですから、やっぱり仕事をするところではないということです。
『福島第1原発の汚染水流出 風評払拭、振り出しに』 【8/11 河北新報】
 
福島第1原発で放射能に汚染された地下水が海に流出している問題で、福島県内で風評被害の拡大を懸念する声が広がっている。漁師は漁の延期を余儀なくされ、シーズン真っただ中の海水浴場やモモ農家は苦戦を強いられている。「風評の払拭(ふっしょく)に全力を尽くしてきたのに…」。関係者は無力感を募らせる。
<漁業者>
いわき市漁協は9月に開始予定だったシラス漁の試験操業を延期した。原発南側の沿岸海域で放射性セシウムが基準値を超えた魚介類が見つかり、慎重に再開時期を模索してきたが、今回の流出問題で振り出しに戻った。
 
相馬双葉漁協(相馬市)も9月に予定していた底引き網漁の試験操業の延期を決めた。今月8日までタコかご漁を行っていたが、漏えい問題で消費者の目が厳しくなり、中京方面の取引が停止になった。
 
立谷寛治試験操業委員長は「風評が広がり、このままでは消費者が福島県産に手を出さなくなってしまう」と危機感を募らせる。
<海水浴> 
原発事故後、3年ぶりに海開きをしたいわき市の四倉海水浴場も冷や水を浴びせられた。海水の放射能濃度は基準値以下だが、海水浴客は1日250人余りと事故前の10分の1以下にとどまる。
 
地元の主婦菅波めぐみさん(45)は8日、同市平の市民プールに長女(9)と訪れた。「以前は年に数回、四倉海水浴場に行っていたが、行く気にならない」と話す。
<農産物>
風評被害拡大への懸念は内陸部の農産物にも及ぶ。出荷のピークを迎えた福島県桑折町のモモ農家羽根田八千代さん(52)は「県外から見れば『福島』とひとくくりにされる。被災地を支援してくれる人たちまで、汚染水問題で気持ちが冷めてしまう」と話す。
 
事故後の売り上げは7割減。木を一本一本除染し、収穫したモモは全て放射性物質の検査をして安全を確認している。「せっかく持ち直してきたのに、また逆戻りしてしまう」と羽根田さんは言う。
 
消費者の反応はシビアだ。京都市の主婦(31)は「福島産の食べ物が安全だと言われても、放射能汚染水が拡散していると聞くと敬遠してしまう。小さい子どもがいるので、他県産を選んでしまう」と打ち明ける。

2013-08-12

猛暑日

もうホントに暑いですね。今日からお盆休みのところも多いようですが、筆者は水曜まで出勤します。だって、会社にいると涼しいですからね。でも、通勤時間も既に暑いのを我慢しなければなりません。

2013-08-11

海洋汚染の責任

2年以上ダダ漏れであることを隠し、何もしてこなかった東電に替わり、国が何とかしようとしているのは良いことですが、余りにも遅すぎますね。で、海は汚れていないことにして、漁業を許し、日本全国に魚介を介して核拡散が進んだことの責任は誰が取るのでしょう?

諸外国からの賠償請求はどうなるのでしょうね。
『福島第1原発汚染水「土の壁」越えて流出の可能性 井戸データで裏付け』 【8/10 産経】

東京電力福島第1原発2号機タービン建屋海側の港湾から高濃度の放射性物質を含む汚染地下水が海へ流出している問題で、東電は10日、薬剤(水ガラス)で地盤を固めた「土の壁」手前2メートルに新設した観測用井戸で、地下水位が地中1・2メートルまで上昇していると発表した。壁は地中1・8メートルより深い部分にしか設置できておらず、水が壁を乗り越え流出している可能性が極めて高いことが、データで裏付けられた。

土の壁は地表付近では薬液で土を固めることが難しく、地中1・8メートルより深い部分にしか設置できない。今回の測定結果によって、壁の最上部から、さらに60センチ高い位置に地下水が達していることが分かった。

東電によると、今回地下水位が測定されたのは、これまでに12カ所造られた観測用井戸の中で、壁に最も近い地点。

原子力規制委員会などはすでに壁を越えて流出している可能性を指摘していたが、基にしたデータは壁の手前20メートル付近の観測用井戸の水位だった。東電は、今月下旬に壁の海側にも観測用井戸を完成させ、さらに詳細な地下水の流れ方のデータを測定する方針という。

土の壁は今月9日に完成。しかし、壁が完成に近づくにつれ、せき止められた地下水位の上昇が問題化した。東電は同日から、地下水位を下げるため、壁の手前に井戸を掘り、地下水のくみ上げ作業を前倒しして始めている。