2012-12-20

日経の滝順一君、久し振り!

寂しかったけど半年振りに紙面でお名前を拝見しましたね。まぁ、こんなもんなんでしょうけど、ちょっと退歩しているようなので、少し忠告しておきます。
  1. あの殺人知事佐藤雄平も出席するこんな会議を記事にするなら、もう少しまともなこと書いたら?
    で、君はどう考えるの? コラムじゃないと書けないの?
     
  2. IAEAとかICRPとか、本来的に原発推進賛成の民間団体でしょ
     
  3. レビューを受け入れない国の代表はドイツでしょ
『「原子力安全」福島会議が閉幕 情報発信、迫力欠く』 【12/18 日経】

福島県郡山市で15日から開かれていた国際会議「原子力安全に関する福島閣僚会議」が17日閉幕した。日本政府と国際原子力機関(IAEA)が主催し約120カ国・機関から閣僚や専門家が集まり世界の原子力安全の強化を議論した。日本政府が招致した会議だが、衆院選と重なったこともあり日本からの情報発信は迫力を欠いた。

会議は2つの目的があった。東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえ、世界の原子力安全をどう高めるかの道筋を探ることと、福島県と原発の実情を世界に示すことだ。

後者については、廃炉に向けた作業が始まった福島原発を各国閣僚らが視察、福島県がIAEAと除染や住民の健康管理などで協力覚書を結ぶなど一定の成果はあった。

IAEAは原発事故時の緊急対応にあたる要員の訓練センターを同県内に置く。非常事態に必要な機材の保管拠点にもなる。予算の制約から新拠点づくりに慎重なIAEAとしては異例の対応だという。

一方、世界の原子力安全の道筋については出口のない議論が目立った。

福島事故後、IAEAは12項目の「行動計画」を決め加盟各国に実行を促している。世界共通の安全基準の順守や、加盟国が国際調査団を受け入れ相互に安全対策などをチェックする「ピアレビュー」などが内容だが、天野之弥IAEA事務局長は「レビューを受け入れていない国がある」と指摘した。

フランスはいち早く国内原発で安全対策を講じ事故を想定した大規模な訓練も実施、原子力大国の立場から国際レビューの義務化を主張する。「原発事故の影響は国境を越えて及ぶ。安全対策はグローバルであるべきだ」(スロバキア代表)との声もあがるものの、義務化は内政干渉だと嫌う意見も根強い。

中国からの参加者は「中国の原発はIAEAの基準を完全に満たし、原子力事故の評価尺度(INES)で2以上の事象は起きていない」と胸を張る。韓国では部品の品質を保証する書類に大量の偽造が発覚し一部の原発が運転停止になった。原子力政策に対し高まる国民の不信が目下の最大の課題のようだ。

日本の原子力規制委員会は国際舞台へのデビューとなった。専門家会合で田中俊一委員長が基調講演し活断層調査の模様など委員会の活動ぶりを紹介した。しかし、誕生して3カ月。国際的な議論を主導する考えも田中委員長にはなかったように見受けられた。

会議は日本の安全対策を世界にアピールし信頼回復につなげる狙いがあったはずだ。しかし議長を務めた玄葉光一郎外相以外は長浜博行・原子力防災担当相が姿を見せただけ。議論の中身では日本の埋没感は明らかだった。(編集委員 滝順一)

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