2012-05-23

イーロン・マスク (Elon Musk) 偉い!(2) 「ファルコン9」で無人宇宙船「ドラゴン」を運ぶスペースX

スペースXのCEOがイーロン・マスク (Elon Musk) だということを伝えるメディアは無いようです。記者の力量が問われます。筆者注目のこの経営者はやっぱり見どころが有るようです。

テスラ・ロードスターの18650Liバッテリーといい、ファルコン9に使ったアポロ由来エンジンといい、やりくりのうまい経営者だと思いますね。夢も感じられるし…
『米民間宇宙船、打ち上げ成功 官から民の流れに弾み』 【5/23 日経】

【ニューヨーク=小川義也】米宇宙ベンチャーのスペースX(カリフォルニア州)は22日、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から、自社開発のロケット「ファルコン9」で無人宇宙船「ドラゴン」を打ち上げた。民間宇宙船として初の国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングを目指す。米政府は低い軌道への人や貨物の輸送を民間に委ねる方針で、昨年引退させたスペースシャトルの後継として期待が集まる。成功すれば宇宙開発分野で官から民への流れに弾みがつきそうだ。

ISSから物資を持ち帰る能力を持つカプセル型宇宙船であるドラゴンは、打ち上げから約10分後に予定の軌道に入り、太陽電池パネルを展開、打ち上げは成功した。当初は19日に打ち上げる予定だったが、ロケットエンジンの点火後に異常が検知され、予定時刻の0.5秒前に自動停止。エンジンの部品を交換して再度準備を進めていた。

今回は民間宇宙船として初めて地球を周回し、帰還を果たした2010年12月の打ち上げに続く2回目の試験飛行。各種機器をテストした後、25日にISSにドッキングさせる構え。日本の宇宙航空研究開発機構の無人補給機「HTV(愛称こうのとり)」と同様、ISSの飛行士がロボットアームを使って結合させる。食料などの積み荷を降ろした後、地球に帰還する計画だ。

財政難を抱える米政府は、ISSなど低軌道への輸送は民間企業に任せ、米航空宇宙局(NASA)は30年代半ばの火星への有人飛行や小惑星探査など難易度の高いプロジェクトに取り組む方針。今回、スペースXのドッキングが成功すれば、民間への移行が一歩進むことになる。ただ、実際に飛行士をISSに送り届けることができるようになるのは、早くて数年後とみられている。

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