2012-04-02

放射性セシウム基準値

昨日から新しい基準値が適用され、各方面に影響を及ぼしています。「海外より厳しい」と伝えるクオリティペーパーもありますが、低線量被曝の健康に及ぼす影響が不明なのですから、原発と決別したドイツの厳しい基準との比較も表示してもらいたいものです。また、厚労省の3月中の実測値発表をもとにこの基準を適用した場合のクロのケースは『岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、東京、千葉、静岡の十都県の五十七品目・三百七十七件』であると、東京新聞が報じています。東京は『一品目・一件』だけなのですが、湾内の魚とかは当然のように調べていないものと考えるのが妥当でしょう。野生動植物や、汚れた餌や田畑で育った農畜産物は最初から忌避するのが賢者です。「食べて応援」などしなくて良いように(応援は別の形でしますから)、やっぱり東日本と西日本を分けるのが良い考えなのではないでしょうか。東京のツケを払うのはまっぴら御免です。

食品セシウム 100ベクレル超 10都県57品目 【4/1 東京新聞】

食品中の放射性セシウムの新基準値が一日から適用される。肉や魚、穀類など一般食品の新基準値は一キログラム当たり一〇〇ベクレル、水道水やペットボトルの水は同一〇ベクレル、子どもへの配慮から牛乳と乳児用食品は同五〇ベクレル。東京電力福島第一原発事故後の昨年三月に設定された暫定規制値より大幅に厳しくなる。新基準値を超えた食品は出荷停止の対象となる。

厚生労働省が三月一日~三十日に公表した自治体の食品の検査結果を本紙が集計したところ、一般食品で一〇〇ベクレルを超えたのは、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、東京、千葉、静岡の十都県の五十七品目・三百七十七件に上った。

このうち暫定規制値(五〇〇ベクレル)超えは、岩手、宮城、福島、茨城、山形の五県の十五品目・四十二件。新基準値の適用で出荷停止の対象となる品目や地域は増えると見込まれる。

一〇〇ベクレル超えが最も多いのが福島で四十品目・百六十八件。次いで茨城が十八品目・五十三件、群馬が七品目・四十七件、栃木が七品目・三十八件。千葉は五品目・二十七件、東京は一品目・一件。

一〇〇ベクレルを超えた品目の内訳では、魚類が三十六品目で最多。ヒラメやカレイ、スズキなど福島県沖のものが多いが、茨城や栃木、群馬などの海や川の水産物も含まれた。野菜類は加工したものを含め九品目で、シイタケやタケノコなど。肉類は牛肉や野生動物のイノシシやヤマドリなど七品目だった。

国は新基準値の半分の五〇ベクレルを超えた品目の検査を強化するよう、福島や関東一都六県など十七都県に要請している。五〇超~一〇〇ベクレルの品目はさらに多く、自治体はきめ細かな対応を迫られる。

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