2011-09-10

再臨界? 金輪際やめて!

昨日最後に書きましたが、奥州市の汚泥からなんとヨウ素131が検出され、再臨界の可能性も筆者には否定できません。

また、産経ニュースによりますと、福島第1原発事故で、3/21から4/30までに海に流出した放射性物質の量は15,000テラベクレルに達するとの試算を日本原子力研究開発機構などのグループが8日までにまとめたそうです。東電は4/1-6に2号機取水口付近から海に流出した高濃度汚染水に含まれる放射性物質(ヨウ素とセシウム)を4,700テラベクレルと発表しています。原子力機構の小林卓也研究副主幹は「ほかのルートからも放射性物質が流れ出ていた可能性を示すものだ」と指摘しています。

結局、どれだけ汚したか汚し続けているか判らないか、判ってても国と東電は言わないということです。まずは、汚染源からの不始末を数値化し、日にちだけでなく、時間単位の時系列汚染マップを、100m四方単位ぐらいで早く作らないと、東日本人のガン発生率上昇を抑えることはできないでしょう。

2011-09-09

武田教授とホットスポット一関市との議論

4日放送の「たかじんのそこまで言って委員会」で、武田邦彦教授が東北地方の野菜や牛肉を「健康を害するから捨ててもらいたい」と発言し、勝部修・一関市長が抗議のメールを送った問題で、一関市にも7日朝からメールが殺到し、大半は市長の対応を疑問視する声だったと報じられています。武田教授のブログのお蔭で市長とのメール原文が公開され、ネット上では活発な議論が飛び交っています。また、一関市管轄のJAいわて南の幹部は、「~。収穫の秋を迎えて農家が頑張っているさなか、農家の感情を逆なでしている」と憤っているようです。そんな最中、8日に岩手県が県産牛2頭が、国の暫定規制値(500Bq/kg)を上回ったと発表し、しかもその牛は一関市産でした。武田教授のブログを昨年から全てフォローしている筆者が、「そこまで~委員会」も観たうえで、いつもどおりコメントします。
  1. 教授の、「畑に青酸カリがまかれたようなもの」とか「健康を害するから捨ててもらいたい」とかの極端な表現が、頑張っている農民の耳に障ると市長が代弁したことが発端なのであり、喩えまで含めて正しい発言に小学生レベルの文章で抗議する時点で市長の負け
    → 結局市長が敗北宣言しましたね
     
  2. 極端な表現をしないと、以下のような基本的な事実も視聴者が誤解することになる
    ・ 汚染地域で食い物を作ろうとすること自体が間違い
    ・ 汚染に関しては、自然界の放射線以外は基本が「0(ゼロ)」ベクレル
    ・ 汚染物は全て汚染源(福島原発)に還すのが当然
      
  3. 「農家が頑張って」汚染野菜やセシウム牛を育てていることをけしかけているのはJAであり、むしろ農家が消費者の「感情を逆なで」している
     
  4. やはりセシウム牛の汚染源は、筆者の悪い予感どおり、稲わらだけではないのでは?
    奥州市が8/27に汚泥から検出したヨウ素(!)131が2,300Bq/kgというのも不気味

2011-09-08

『エゾイソアイナメからセシウム』 【朝日 9/6】

日立市沖でとれたエゾイソアイナメ(ドンコ)から、国の基準(1キロあたり500ベクレル)を超す540ベクレルの放射性セシウムが検出された。県産の魚介類で基準を超えたのは、4月に検出したコウナゴ(イカナゴの稚魚)以降初めて。漁業関係者に不安が広がる。
県によると、底引き網漁の禁漁期間(7、8月)が明けた9月1日、検査用に採取したもので、今回水揚げ分は流通していない。県は海沿いの全11漁協と関係市町に、当面の出荷・販売の自粛を要請した。今後、沿岸の海域ごとに検査する。
ドンコの前回検査は5月6日の採取分で、基準以下の224ベクレルだった。
今日も感想だけ;
  1. 底引き網ならカレイやカニとかも獲れるでしょうが、アイナメだけの公表じゃ、他の獲物は公表できなようない結果だったと思えちゃいます
     
  2. クドいようですけど、ストロンチウム等は測ってないし、どうせ内臓や骨は取っちゃってるでしょうから、やっぱり」北海道から静岡沖までは禁猟が妥当ですね
    → と言うより、もう売られて皆さん食べてますよね
     
  3.  今回224Bqだったら売るんでしょ、「暫定」基準値の半分以下だし…

2011-09-07

小宮山厚労相 大丈夫? 本当に国民の健康が大切なら法律で禁止したら?

こいつTVカメラの前でヘラヘラ笑いながらやれ700円だ、国民の健康だと鬱陶しいですね。誰か言ってやってくださいよ。こんなdisgustingなオバサンしかいないんですかねー。
  1. 偏差値すら低いし
  2. NHKクズレで
  3. 親(族)の七光りで生きてきて
  4. フクシマの被爆者を棚に上げて → お前もっと他にやることがあるだろう
  5. 閣内からも総スカン食らって…
長くなりそうなのでこの辺りでヤメておきます。

2011-09-06

細野環境相 大丈夫? 汚染がれき・土壌の最終処分場

9/4の会見で、環境相が「福島の痛みを日本全体で分かち合うことが国としての配慮だ」と述べたと報じられています。そんなもん福島原発敷地内で最終処分するに決まっています。ネット上では馬鹿者呼ばわりされています。筆者も同感で、汚染物は言わば壊れたミニ原発なのですから、これ以上人体実験を拡大しないでもらいたいと思います。ただでさえ偽装やその他の変な理由で食品から被爆させられています(こっちは農水省や厚労省の責任)しね…

2011-09-05

『セシウム汚染:製茶から基準超を検出 埼玉と千葉県産』 【毎日新聞 9/3】 とさんま祭り

厚生労働省は2日、埼玉県産の製茶3検体と千葉県産の製茶1検体から、国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。同省の依頼を受け、国立医薬品食品衛生研究所が市販されている各自治体の製茶や卵などの食品の抜き打ち検査を実施していた。同省は、両県に対し同じロットの商品の流通状況などについて調査を指示した。
厚労省によると、同研究所が5月下旬に購入していた千葉県産の製茶から規制値の5倍以上にあたる2720ベクレル、8月上旬に購入した埼玉県産の製茶からは最大で規制値の3倍以上の800~1530ベクレルのセシウムが検出された。
お茶はおかしな知事のいる静岡県が苦しんだ品目でしたよね。野菜で前科持ちの千葉県が、また確か表向きは前科の無い埼玉県もやらかしたということです。どんどん選択肢が狭まって行くのが残念ですね。そうれはそうと、こういうことじゃないでしょうか?
  1. 厚労省の抜き打ち検査などザルなので、やっぱり事実上フリーパス
    → 国のザル検査の前の埼玉県の自主検査とはいったい何なのか? しかも埼玉県も他県に謝罪の言葉は無いようだし…
        
  2. 見つけても「自粛」要請ではいかにも弱く、全くペナルティ無し
    → 横浜市立小学校の給食のセシウム牛なんぞ、謝罪の一言も無し
    → 確信犯の生産者・流通業者には厳罰が妥当
      
  3. お茶より危ない三陸沖産をタダで配る目黒のさんま祭りも報じられているが、馬鹿が、周りを巻き込んで馬鹿のまま死ぬ放射能の怖さの好事例
    → 内臓も骨一緒に焼くんでしょ、セシウムやストロンチウムのプルームを排出して…
    → 長蛇の列、って信じられなーい
      
  4. やっぱり、国を東西に分けましょう

2011-09-04

魚 ベクレル

タイトルは筆者が毎日のようにニュースサイトを検索している時に使う単語です。そんな中でもなかなか出て来ないベクレル数を、武田教授が自身のブログ上で公開(9/3)していますので紹介しておきます。これは読者の方の情報を基に教授が作られた表で、従ってデータの信頼性は筆者には確認できていませんことご了解ください。

マダラは行動範囲が狭いので、北海道の沖合も汚染されているか、食べている回遊魚が汚染されているかのいずれかだそうです。で、気を付けなければならないのは、国内の暫定基準値(500Bq/kg)が、年間被爆量20mSvとかをベースにしていることと、ストロンチウムとかの核種が測定されていないことです。


残念だけどやっぱり北海道もか… と思いながら知りたいのは、「3.11以前の」これらの魚種のベクレル数なんですよね。でも無いんでしょうね。昔の米中らの核実験の後のデータも無いんですよね。